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マーケティング

コンテンツマーケティングのBtoB・BtoC成功事例10選と4つのコツ

コンテンツマーケティングのBtoB・BtoC成功事例10選と4つのコツ

自社に適したコンテンツマーケティングの手法を見つけるには、自社と近い業種の成功事例を知ることが重要です。

そこで本記事では、単なる有名企業の成功談ではなく、中小・中堅企業を含む10社のコンテンツマーケティング事例を解説します。BtoBからBtoC、そして記事・動画・音声などの媒体を幅広く網羅し、運営の目的やCV(コンバージョン)ポイントまで掘り下げました。

記事を読み終えたときには「自社にはどのコンテンツマーケティング手法が合っているのか」が具体的にイメージでき、進むべき方向性に自信を持てるでしょう。

目次

BtoBコンテンツマーケティングの成功事例5選

BtoB領域では、サービスの選定から契約までの購買プロセスで、投資対効果や担当者の信頼性が重視されます。失敗を避けたい顧客心理が働くため、信頼関係の構築がマーケティングの成否を分けるでしょう。

専門分野の情報発信や担当者の顔が見える発信は、信頼を積み重ねて効率的にリードを獲得するうえで有効です。

ここでは、企画や運用の工夫で成果を上げたBtoB企業5社を取り上げ、信頼獲得・リード創出を実現した方針や手法を詳しく解説します。

株式会社グッドパッチ(UI/UXデザイン)|専門知識をオウンドメディアで公開しリード獲得

GoodatchBlogのトップページ
出典:株式会社グッドパッチ|Goodpatch Blog

UI/UXデザインのリーディングカンパニーである株式会社グッドパッチは、オウンドメディア「Goodpatch Blog」を運営。Goodpatch Blogでは、現場で役立つUI/UX知識やデザイナーの成長を後押しする情報、デザインのトレンドを発信しています。

以前から企業自体の認知度は高かったものの、Web経由でのリード獲得に課題を抱えていました。そこで、シノビクスの支援のもと「デザインの専門知識」を活かした記事コンテンツを制作しました。

「自分たちが伝えたいこと」だけでなく、「顧客が知りたいこと」とのバランスを取りながらコンテンツを制作。専門性が高すぎて初心者に伝わりにくい内容は噛み砕いて文章化し、多くの人に内容が伝わる記事に仕上げました。

その結果、上位表示される記事が増加し、安定的なリード獲得チャネルへと成長しました。

項目内容
サイト名Goodpatch Blog
URLhttps://goodpatch.com/blog
ターゲットUI/UXデザインに関心のある企業の担当者
コンテンツの種類オウンドメディア記事
CVポイント資料請求・お問い合わせ

専門性が高い商材を扱っている企業や、社内に独自のノウハウがある企業は、専門知識の発信がユーザーからの信頼獲得につながります。

この事例を参考にすべき企業

  • 社内の専門知識を分かりやすく発信し、信頼構築やリード獲得に繋げたい企業
  • ブランド認知度は高いが、リード獲得に課題がある企業

グッドパッチがオウンドメディアでリード数を増加させたプロセスを詳しく知りたい方は、以下のページを参照ください。

StockSun株式会社(コンサル)|顔の見えるYouTubeで信頼構築

WebマーケティングTV【StockSun株式会社】YouTubeのトップページ
出典:StockSun株式会社|WebマーケティングTV

フリーランスの精鋭を集め、コンサルティング事業を展開するStockSun株式会社は、YouTubeチャンネル「WebマーケティングTV【StockSun株式会社】」を運営。同チャンネルでは、実際のマーケティングノウハウや現場感をわかりやすく解説しています。

多くの業務委託パートナーと連携するStockSunのような事業形態は、一般的な企業と比べて顧客からの信頼を得ることが難しい側面があるでしょう。

そのなかで、StockSunはYouTubeでの積極的な情報公開を通じ、多くの指名検索やリード獲得につなげています。

業務委託パートナーが顔を出して会議やコンペの様子を公開する姿勢が、視聴者に「人柄」と「実力」を伝え、信頼獲得につながっていると考えられます。

項目内容
チャンネル名WebマーケティングTV【StockSun株式会社】
URLhttps://www.youtube.com/@stocksun-web-1082
ターゲット売上拡大を目指す経営者・Web担当者
コンテンツの種類YouTube動画
CVポイントLINE登録・無料相談・オンラインサロン加入

無形商材やコンサルティングなど、人が商品となるビジネスでは、動画による信頼構築が有効です。

この事例を参考にすべき企業

  • 無形商材(コンサルティング、士業、ITサービスなど)を扱う企業
  • SNSやWebサイトだけでは伝わらない「人柄」や「現場感」を訴求したい企業
  • 競合との差別化要素として、事業の透明性や親近感を伝えたい企業

ジャグー株式会社(EC運営支援)|オウンドメディアで前年比15倍の受注

ジャグー株式会社コラムのトップページ
出典:ジャグー株式会社|コラム

ECサイトの運営代行を手がけるジャグー株式会社は、オウンドメディアで楽天やAmazonといったEC運営の実践的なノウハウを発信し、成果を上げています。

ジャグーではホームページ経由の問い合わせがほぼゼロという状態に課題を感じ、シノビクス支援のもと、EC運営のノウハウを発信するオウンドメディアを本格的に始めました。

まずはジャグーのノウハウを記事に落とし込むため、ECの実務経験者を記事制作チームに加え、専門性や正確性を担保。リード獲得後の商談設定までのフローも整え、受注することを重視しました。

その結果、メディア経由での受注数が前年比で15倍に増加し、営業効率の大幅な改善を実現しています。

項目内容
サイト名ジャグー株式会社 コラム
URLhttps://jagoo.co.jp/column/
ターゲット楽天やAmazonなどのECサイト運営事業者
コンテンツの種類オウンドメディア記事
CVポイントお問い合わせ・ホワイトペーパー

電話営業や飛び込み営業などのプッシュ型営業に課題を感じている企業にとって、オウンドメディアは強力な営業手法になります。

この事例を参考にすべき企業

  • 電話営業や飛び込み営業に限界を感じている企業
  • BtoBサービスで自社ノウハウを発信したい企業
  • 営業効率を大きく改善し、問い合わせを増やしたい企業

ジャグーがオウンドメディアを駆使して受注数15倍を達成した理由は、以下のページで解説しています。

エッグフォワード株式会社(人材開発)|ポッドキャストで経営者からの共感を獲得

出典:Egg FORWARD × Chronicle|経営中毒〜だれにも言えない社長の孤独〜

人材開発・組織コンサルティング業を運営するエッグフォワード株式会社は、ポッドキャスト番組「経営中毒」を配信。「社長の本音」をテーマに、経営者が抱える孤独や悩みをリアルに語るスタイルが、ターゲットである経営者層からの深い共感を呼んでいます。

「経営中毒」は人気を博し、書籍化もされるなど、メディアの枠を超えたブランディングに成功している好例です。音声コンテンツならではの「温度感」が、企業としての専門性と信頼性の向上につながっています。

項目内容
番組名経営中毒
URLhttps://open.spotify.com/show/4LQEpypVU9F5tpTuTD4mnS
ターゲット経営者、リーダー層
コンテンツの種類音声ポッドキャスト(SpotifyやApple Podcastなど)
CVポイントお問い合わせ・採用

ニッチな悩みを持つターゲットに本音で語りかけ、共感される音声コンテンツは、ファンとのつながりを生み出すでしょう。

この事例を参考にすべき企業

  • 経営者や専門職など、ニッチな課題を持つターゲットを狙いたい企業
  • 信頼関係や共感を重視する層に強くアプローチしたい企業
  • 音声や本音トークによるブランディングや差別化を検討している企業

株式会社unname(マーケティング)|記事制作でリード獲得と社員育成

株式会社unnameのBtoBマーケティングハンドブックサイトのトップページ
出典:株式会社unname|unname BtoB Marketing Handbook

BtoBマーケティング支援を手がける株式会社unnameは、自社のマーケティング施策としてオウンドメディアの記事制作に注力しています。

同社のメディア「unname BtoBマーケティングハンドブック」は、現場のマーケターが実践したBtoBマーケティングノウハウを、誰でも実行できるように体系化して発信している点が特徴です。

以前は新サービスの問い合わせ獲得を目指していたものの、サービスサイトからの反響はほとんどありませんでした。

そこで、シノビクスがコンテンツ企画やSEO設計をサポートし、検索流入を意識した記事制作を開始。その結果、狙ったキーワードでの上位表示を実現しました。現在はオウンドメディアから商談につながる問い合わせが継続的に発生しています。

また、記事執筆を通じて社員が自社サービスや業界知識を深く学ぶきっかけとなり、社員教育の側面でも効果を発揮しました。

項目内容
サイト名unname BtoBマーケティングハンドブック
URLhttps://unname.co.jp/btob-marketing/knowledge-blog
ターゲットBtoBマーケティングに課題を持つ企業
コンテンツの種類オウンドメディア記事
CVポイントお問い合わせ・資料請求・サービスサイトへの誘導・メルマガ登録

社内にノウハウを蓄積しながら集客も行いたい企業には、社員を巻き込んだ記事制作がおすすめです。

この事例を参考にすべき企業

  • 新事業の集客に十分なリソースを割けていない企業
  • 社員の育成をマーケティング業務と連動させたい企業
  • 継続的なリード獲得やサービス認知向上を目指している企業

unnameがコンテンツマーケティングの成果を達成した過程は、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。


オウンドメディアの立ち上げ・改善をご検討の方はこちら

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BtoCコンテンツマーケティングの成功事例5選

BtoC領域のコンテンツマーケティングでは、商品やサービスのスペック紹介だけでは不十分です。お店の人の雰囲気や商品を使ったときの体験を伝えると、購買意欲やブランドへの安心・愛着がより高まります

ここからは、ユーザーの気持ちに寄り添い、生活者視点でメリットを打ち出したBtoC企業の成功事例を紹介します。

大阪ガス株式会社(エネルギー)|検索ニーズを捉えた戦略で新サービスの認知拡大

大阪ガス株式会社の関西おでかけ手帖のトップページ
出典:大阪ガス株式会社|関西おでかけ手帖

大阪ガス株式会社は、関西地域の魅力を発信するオウンドメディア「関西おでかけ手帖」を運営しています。

大阪ガスは、旅先で寄付できる「体験型ふるさと納税」のサービス「関西おでかけ納税」を展開しています。しかし、市場での認知度が低く、Web広告を出稿しても効果が一過性で終わってしまう課題がありました。そこで、資産として積み上がるプロモーション手法を模索し、オウンドメディアの運営に踏み切りました。

シノビクスの支援によりオウンドメディアを立ち上げ、お出かけ情報を探している層に自然な文脈で「おでかけ納税」の利用シーンを提案しています。

その結果、立ち上げから約半年で目標PVを達成し、月間最大20万PVのメディアへと急成長。アクセス獲得だけでなく、事業のゴールである「納税」への貢献も実現しています。

項目内容
サイト名関西おでかけ手帖
URLhttps://odekake.osakagas.co.jp/media/
ターゲット関西エリアのおでかけに関心がある層
コンテンツの種類オウンドメディア記事
CVポイントサービスページへの遷移

知名度が低い新サービスでも、ユーザーの関心事(検索ニーズ)とうまく結びつけることで接点を創出できると示した事例です。

この事例を参考にすべき企業

  • 新規事業の知名度が低く、認知拡大に課題を感じている企業
  • サービスを既存ユーザー層以外にも広めていきたい企業
  • 広告予算が限られるなか、集客・認知施策を模索している企業

大阪ガスのオウンドメディア運営事例を詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

北欧、暮らしの道具店(雑貨EC)|記事・動画・音声でライフスタイルを提案しファン増加

北欧、暮らしの道具店のコラムのトップページ
出典:株式会社クラシコム|北欧、暮らしの道具店

雑貨ECを運営する「北欧、暮らしの道具店」は、コンテンツマーケティングの代表的な成功事例です。

商品を売るためのスペック情報ではなく、「この商品がある暮らし」をイメージさせるコンテンツを発信。記事をはじめ、YouTubeでのドラマ配信やポッドキャストなど、多様なチャネルで世界観を表現しています。

複数媒体のコンテンツにより、単なるECサイトではなく「ライフスタイルを提案してくれるメディア」として認知されている事例です。多角的なコンテンツマーケティングに取り組んだ結果、コアなファンを抱えるブランドへと成長しています。

項目内容
サイト名北欧、暮らしの道具店
URLhttps://hokuohkurashi.com/note/category/column
ターゲット丁寧な暮らしに憧れる層
コンテンツの種類オウンドメディア記事、YouTube動画、音声配信、SNS
CVポイント商品購入・スマホアプリダウンロード

コンテンツを通して機能的価値ではなく情緒的価値を伝えることは、価格競争に巻き込まれないブランド構築に役立ちます。

この事例を参考にすべき企業

  • 商品やサービスの機能面で他社と差別化しにくいと感じている企業
  • ファンを増やし長期的に選ばれるブランドを目指したい企業
  • SNS・動画・音声など複数チャネルで自社の世界観を発信したい企業

株式会社中西(不用品回収)|ありのままの作業風景YouTubeで信頼獲得

株式会社中西の片付けトントンYouTubeのトップページ
出典:株式会社 中西|片付けトントン

不用品回収を手がける株式会社中西は、「片付けトントン」というチャンネル名でYouTubeを活用しています。チャンネル登録者数は2025年12月3日時点で22.6万人です。

同チャンネルでは、いわゆる「ゴミ屋敷」の片付け作業をありのままに見せる動画がヒットしました。社員が淡々と、かつ丁寧に作業するリアルな作業風景から誠実さが伝わり、人気コンテンツに成長したと考えられます。

家に他人を招き入れるサービスは心理的ハードルが高いものです。しかし、動画でスタッフの人柄を見せることで、不安を和らげ、安心して依頼できる信頼関係の構築に成功しました。

項目内容
チャンネル名片付けトントン
URLhttps://www.youtube.com/@Kataduketonton/
ターゲット片付けに悩む人、不用品回収を検討中の人
コンテンツの種類YouTube動画
CVポイントお問い合わせ・公式LINE登録

現場のリアルな様子こそが顧客にとって知りたい情報であり、信頼の証にもなります。

この事例を参考にすべき企業

  • サービスの信頼性やスタッフの人柄をアピールしたい企業
  • 顧客に安心感を持ってサービスを利用してもらいたい企業
  • 差別化が難しい業界で自社の誠実さを伝えたい企業

株式会社土屋鞄製造所(皮革製品)|世界観を作りブランディング

株式会社土屋鞄製造所の読み物ページ
出典:株式会社 土屋鞄製造所|読み物

ランドセルや革製品を製造・販売している株式会社土屋鞄製造所は、オウンドメディアを通じてブランドの世界観を作り上げています。

製品カタログのような情報だけでなく、スタッフが長年愛用した製品の紹介や、職人のインタビューなどを掲載。「時を超えて愛される価値をつくる」というブランドの思いを、ストーリーとして伝えているのが特徴です。

美しい写真と丁寧な文章で構成されたコンテンツは読み応えがあり、ユーザーがブランドへの愛着を深める役割を果たしています。

項目内容
サイト名土屋鞄製造所
URLhttps://tsuchiya-kaban.jp/blogs/library/
ターゲット上質な革製品を求める層
コンテンツの種類オウンドメディア記事
CVポイント商品購入・メルマガ登録

商品の背景にあるストーリーを見せることで、高単価商品でもユーザーに「買いたい」と思ってもらえるきっかけになるでしょう。

この事例を参考にすべき企業

  • 高価格帯の商品やブランドの世界観を大切にしたい企業
  • 商品スペックだけでなく、ストーリー性や職人のこだわりを伝えたい企業
  • ユーザーとの長期的な関係を築きたい企業

株式会社CDエナジーダイレクト(エネルギー)|潜在層との接点創出で申込増

株式会社CDエナジーダイレクトのコツコツCDのトップページ
出典:株式会社CDエナジーダイレクト|コツコツCD

電力小売事業を展開する株式会社CDエナジーダイレクトは、電力会社の切り替えに関心が薄い「潜在層」へのアプローチにオウンドメディアを活用しました。

シノビクスが方針策定やコンテンツ制作支援を行い、「電気代を安くしたい」と漠然と考えているユーザーに向けて、節約術や生活に役立つ情報を発信しています。

ユーザーの悩みに寄り添うコンテンツで潜在層との接点を持ち、信頼関係を築いたうえで自社サービスを紹介する導線を設計しました。

その結果、立ち上げから5ヶ月で月間10万PVを達成し、オウンドメディア経由でのサービス申し込みも増加しています。

項目内容
サイト名コツコツCD
URLhttps://www.cdedirect.co.jp/media/
ターゲット電気代を節約したい一般家庭
コンテンツの種類オウンドメディア記事
CVポイント料金シミュレーション・サービスサイトへの誘導・お申し込み

今すぐ契約を考えていない潜在層とも接点を持つことができ、長期的に関係を構築できるのがコンテンツマーケティングの強みです。

この事例を参考にすべき企業

  • 潜在層や新規の顧客層と信頼関係を築きたい企業
  • 購入検討の前段階から接点を持ちたい企業
  • 教育・啓蒙コンテンツで指名検索・申込を増やしたい企業

CDエナジーダイレクトがオウンドメディアを活用してCVを増加させた施策の裏側は、以下のページで紹介しています。


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コンテンツマーケティングの成功事例に学ぶ4つのコツ

コンテンツマーケティングの成功事例を表面的に真似するだけでは、持続的な成果にはつながりません。

本章では、成功事例に共通する「本質的なポイント」と「根底にある考え方」に焦点を当て、自社の施策に応用できるポイントを探っていきます。

1. 売り込みではなく課題解決に徹する

コンテンツマーケティングで成果を出すには、自社商品の「売り込み」を前面に出すのではなく、ユーザーの「課題解決」を優先することが求められます。

次の図は、顧客が商品やサービスを購入するまでの段階を表した図です。

顧客のフェーズ別のコンテンツ作成ファネル

コンテンツを利用するユーザーのなかで、「顕在層」に該当するのは少数です。ユーザーの主な目的は、「商品購入」よりも「悩みを解決したい」「知りたい」という欲求を満たすことにある場合が多いです。

まだ信頼関係が十分に構築されていない段階で過度な売り込みを行うと、ユーザーは警戒して離脱してしまう可能性があります。先に価値を提供することで信頼感が高まり、結果としてコンバージョンにつながりやすくなるでしょう。

実際に「グッドパッチ」は自社のデザインの専門知識を惜しみなく公開し、「北欧、暮らしの道具店」は暮らしのヒントを提供して信頼を獲得しています。

「ユーザーは何に困っているか」を考え抜き、有益な情報は惜しまず提供しましょう。

2. 自社だけの一次情報をコンテンツにする

コンテンツマーケティングでは、一般論ではなく、自社の体験や事実に基づいた「一次情報」を発信することが重要です。

ユーザーが求めているのは、ありきたりな情報ではなく「リアルな情報」や「独自の視点」です。今では生成AIが一般論を回答できるため、量産された情報の価値は低下しています。

実際に、「片付けトントン」は、ありのままの汚部屋の片付け作業を公開し、信頼を得ました。また、「土屋鞄製造所」は、職人の手仕事や革の経年変化を見せ、ブランドが培った経験を伝えています。

シノビクスがオウンドメディアの運用支援をする際には、お客様の経験やノウハウなどの一次情報をコンテンツに反映するため、担当者との編集会議を実施することもあります。第三者からのヒアリングによって、自社では気付けない独自情報が見つかることもあるでしょう。

編集会議の様子

現場の失敗談、お客様の声、開発秘話など、社内に眠る「リアルな独自情報」こそが、競合が真似できないコンテンツになります。

3. ターゲット(ペルソナ)を絞り込む

コンテンツマーケティングでは「多くの人」に届けるのではなく、たった一人の「あの人」に刺さるコンテンツを作りましょう

ターゲットを広げれば広げるほど内容は薄くなり、結果「誰にも刺さらない」コンテンツになりかねません。特定の悩みに深く寄り添うことで、「自分のことをわかってくれている」という強い共感と信頼が生まれます

実際に、エッグフォワードの「経営中毒」は、ポッドキャストのターゲットをニッチな層(孤独な経営者)に絞りました。CDエナジーの「コツコツCD」は、潜在層が思う「電気代を下げたいけど面倒な手続きは嫌だ」という本音を見抜いてアプローチしています。

ターゲットを絞る際は、属性(年代・性別)だけでなく「どのような状況で、何に悩み、何を検索しているか」まで解像度を高め、その一人に向けたコンテンツを作ってみてください。

参考として、シノビクスでは専用のペルソナ設定シートを活用しています。

ペルソナ設定シート

ペルソナを策定するには、実際の顧客データを用いるのが効果的です。詳しくは以下の記事をご覧ください。

4. 長期的な視点で継続的に改善する

コンテンツマーケティングはスモールスタートで始め、データを見ながらコンテンツを改善しつづけることが重要です。

コンテンツが「資産」として積み上がるまでには時間がかかります。次の図のように、サイト設計から始まり、記事の公開までに半年、記事のリライトは1年後からスタートとなるケースもあります。

その結果、成果が出る前に「ネタ切れ」や「リソース不足」が起き、更新を止めてしまう企業も多く見られます。

XINOBIXのオウンドメディア制作支援プロジェクトの進め方

しかし、大阪ガスの「関西お出かけ手帖」では、公開後のデータを見ながら改善を重ね、1年かけて月20万PVまでメディアを育て上げました。このように、コンテンツを「公開して終わり」にせず、効果を測定し、成果を出すための改善を続けることが重要です。

社内リソースが不足する場合は、外部パートナーを頼るなど、無理のない形で継続的に取り組むことが成功に近づくポイントです。

シノビクスは100社以上の支援実績をもとに、お客様の課題や強みにあわせた最適なご提案・運用を行っています。まずは無料相談から、お気軽にご相談ください。


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コンテンツマーケティングにオウンドメディアがおすすめの理由

コンテンツマーケティングの成功事例を見て、「どのようなコンテンツが自社に合っているか」と悩む方もいるでしょう。どの手法を選ぶにせよ、コンテンツを継続的に発信する「情報発信の拠点」をもつことが、施策全体の成否に大きく影響します。

なかでもオウンドメディアは、作成したコンテンツを資産として蓄積でき、他チャネルへも展開しやすい媒体です。ここでは、オウンドメディアがもつ多くのメリットのなかから、特におすすめしたい理由を3つ紹介します。

なお、本記事では、オウンドメディアを「企業が自社Webサイト内に保有する記事型の情報発信ページ」と定義して解説します。

理由1. コンテンツを再利用してマルチチャネルに展開できるから

オウンドメディアに投稿した記事は、SNS、メルマガ、動画など、あらゆるコンテンツの「素材」として再利用できます。テキスト情報は加工がしやすく、他の媒体へ展開しやすいからです。

以下のように、一度作った記事を他のチャネルに転用すれば、制作コストを抑えながら露出を拡大できます。

  • 記事を要約して「X(旧Twitter)」へ
  • 図解画像を切り出して「Instagram」へ
  • 記事を台本にして「YouTube/ショート動画」へ
  • 要点をまとめて「メルマガ」へ

まずはオウンドメディアで「濃い情報」を作り、広く展開するのが効率的です。

シノビクスでも、記事内の図解はSNSでシェアされる前提でデザインし、拡散による認知拡大につなげています。また、記事をホワイトペーパーやウェビナー資料へと再編集し、リード獲得に活用しています。

シノビクスがコンテンツを再利用している具体的な事例は、以下の動画で紹介しています。

理由2. 専門性を論理的に伝え、顧客の信頼を獲得できるから

オウンドメディアは、複雑な専門知識を論理的に伝えることに特化した媒体です。

特にBtoBの高額な商材や専門性の高いサービスを検討するユーザーは、感情ではなく論理で判断します。そのため、信頼を得て購入を後押しするには、論理的に説明できる記事形式が効果的です。

コンテンツの形式によって、情報の伝わり方には向き不向きがあります。以下の表で、それぞれの長所と短所をまとめました。

コンテンツ形式長所短所
SNS・ショート動画・気軽に拡散されやすく、幅広いユーザーにリーチできる
・視覚的にインパクトを与えやすい
・文字数や動画の尺が短く、解説が浅くなりやすい
・情報が流れやすいため記憶に残りづらい
Podcast(音声メディア)・移動中や作業中など、スキマ時間にリーチ可能
・パーソナリティの声やトーンで親近感を持たせやすい
・音声のみなので専門用語や複雑な内容は伝わりづらい
・ユーザーの集中力が続きにくい傾向がある
オウンドメディア(記事)・何度でも読み返せる・体系的な情報発信が可能
・図表やグラフなど視覚情報も盛り込める
・ユーザーが自分のペースで深く理解できる
・長い文章を読んでもらうための工夫がないと飽きられる
・作成に一定の時間とノウハウが必要

上記の表のように、オウンドメディアは内容を深く理解してもらいやすい媒体です。情報の深さと論理性が顧客に安心感を与え、信頼構築につながります。高単価商材の契約や購買など、信頼構築が重要な分野は特にオウンドメディアの活用がおすすめです。

理由3. プラットフォームに依存しない「自社独自の資産」として蓄積されるから

オウンドメディアは、SNSやYouTubeのように、プラットフォームの規約変更やアカウント停止リスクに左右されません。プラットフォームに依存せず、半永久的に集客可能な「自社の資産」になります。

SNSやYouTubeのアカウントはあくまで借り物です。プラットフォームのアルゴリズム変更で突然リーチが激減したり、アカウントが凍結されるリスクもゼロではありません。

一方、オウンドメディアは自社の所有物であり、コンテンツが蓄積されていきます。記事が増えるほど自社サイトの評価やドメインパワーが強化されやすく、集客力の向上につながるのが特徴です。

X軸を年とし、オウンドメディアでの1CVの獲得コストの遷移を表した折れ線グラフ

広告は広告費を止めれば集客がゼロになりますが、オウンドメディアは過去の記事からも検索流入が生まれつづけます。

他社のプラットフォームに依存しない「自社でコントロール可能な集客チャネル(資産)」を持つことが、ビジネスの安定性につながるでしょう。

コンテンツマーケティングならシノビクスにご相談ください

本記事では、コンテンツマーケティングで成果を出している10社の事例と、共通する成功ポイントを解説してきました。

紹介した事例は、業種も企業規模も、媒体(ブログ、動画、音声)も異なります。しかし、成功している企業に共通しているのは以下の4つです。

  1. 「売り込み」ではなく徹底した「課題解決」に徹する
  2. 自社だけの「一次情報」をコンテンツにする
  3. ターゲット(ペルソナ)を絞り込む
  4. 最初から完璧を目指さず、継続的に改善する

成功事例から「失敗しないための型」と「思考」を学び、自社の施策に生かしましょう。まずは自社のリソースや目的に合わせて、小さく始めてみることが大切です。複数のチャネルを上手く組み合わせ、段階的に進めてみてはいかがでしょうか。

もし「自社に最適な戦略を考えるのが難しい」「リソース不足で継続できるか不安」とお悩みであれば、ぜひ一度XINOBIX(シノビクス)にご相談ください。

100件以上のオウンドメディア支援実績のあるXINOBIXが、貴社の強みや課題を分析し、売上や採用などの成果につながるコンテンツマーケティング戦略をご提案いたします。


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この記事の著者

長屋智揮

XINOBIX(シノビクス)株式会社 代表取締役。大阪府出身。同志社大学在学中にインドで情報誌の立ち上げを経験。卒業後にレバレジーズ株式会社に入社。2016年にXINOBIX株式会社を起業し、インド進出支援業をスタート。その後、英会話スクールの比較サイトを起業しウェブリオ(現GLASグループ)に売却。その間、複数の企業でインハウスのSEO責任者や事業部長を経験。2021年に再度当社を専業とし、現在はコンテンツマーケティング支援業を行う。趣味は釣り。

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