旅行オウンドメディアを運営すべき4つの理由!事例と注意点も紹介
「大手予約サイトの集客力に頼らざるを得ず、気づけば価格競争に巻き込まれている。」
「高い手数料を払うと、手元にはほとんど利益が残らない……」
旅行業界の現場からは、こうした課題をよく聞きます。
情報が溢れ、ユーザーの好みがバラバラになった今、どれだけ広告費を積んでも「自社を指名して選んでもらう」ための決定打を見出すのは、本当に難しいことだと思います。

そんな熾烈な競争の中、実際に支援したサイトでは、実際に立ち上げから半年で月間10万PVに到達し、商品の予約や購入につながるオウンドメディアへと成長しました。
本記事では、これまで100社以上のメディア支援で培った知見を基に、旅行系企業がオウンドメディアを運営するべき理由や他社の成功事例、旅行業界ならではの成功のコツを解説します。
旅行系メディアの立ち上げを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
旅行系オウンドメディアとは
オウンドメディアとは、企業が主に潜在層や準顕在層の顧客に向けて、有益な情報を継続的に発信する場です。YouTubeチャンネルやSNSも広義ではオウンドメディアに含まれますが、一般的には記事を投稿するWebサイトを指します。
旅行業界のオウンドメディアでは、旅行プランや観光地の魅力、お得なプランの紹介が主なコンテンツです。SNSでの発信が盛んなこの時代に、オウンドメディアが読まれるのかを疑問に思う方もいると思います。
そこで、旅行先の情報収集方法について「僕と私と株式会社」が3,000人を対象として実施した調査を紹介します。「旅行先やプランを決める際に参考にした情報源を教えて下さい(複数回答可)」という質問に対し、X世代(44~59歳)は旅行サイトやまとめ記事を参考にしている人が多い(58.0%)ことがわかりました。Z世代やY世代でも約38%が旅行サイトを旅の参考にしているようです。

- 調査名:Z世代/Y世代/X世代に聞いた!旅行に関する実態調査
- 対象条件:全国のZ世代(15~28歳)・Y世代(29~43歳)・X世代(44~59歳)
- 調査期間:2025年3月19~25日
- 調査方法:インターネットを利用したアンケート
- 調査有効回答数:3,000名(Z世代1,500人・Y世代900人・X世代600人)
この調査結果から、SNSが情報収集に多く使われる時代でも、Webサイトで情報を発信すれば、参考にしてくれるユーザーがいることがわかります。
旅行業界のオウンドメディア事例5選
ここからは、旅行業界で成功しているオウンドメディアの事例を5つ紹介します。それぞれの特徴や成功要因を参考に、自社のメディア運営に活かしてみてください。
大阪ガス「関西おでかけ手帖」(シノビクス支援事例)

大阪ガスは、関西地域の魅力を発信する情報メディア「関西おでかけ手帖」を通じて、地域経済の活性化に取り組んでいます。弊社では、メディアの立ち上げ段階から支援させていただきました。
メディアの目的は「関西おでかけ納税」サービスという、新しいふるさと納税の認知度向上と寄附件数の増加です。
このサービスは、専用サイトから納税すると、寄附額の30%分のデジタル商品券がもらえる「ふるさと納税」制度です。デジタル商品券は、関西地域の加盟店で使え、お出かけ中や旅行中にお得にお買い物や食事を楽しめます。
事業をスタートして間もないころは「おでかけ納税」という概念自体が市場に普及していないことが課題でした。オウンドメディアを用いて、この概念の普及から、実際に納税してもらうところまでを目指していました。
実際に弊社が提案したのは以下の2点です。
- 加盟店に訪れる人に対して「ふるさと納税で体験できる」という新たな価値を伝える
- 加盟店が存在するエリアを訪れる人に対して「周辺の加盟店でふるさと納税ができる」ことを紹介する
この戦略をもとに、関西の加盟店の取材記事や観光情報をまとめた記事を制作しました。
このような戦略で、記事制作から公開まで行った結果、「半年で月間10万PV」「月間最大20万PV」と大きな成果を出せました。記事から寄附に繋がったケースも確認できており、オウンドメディアの目的を達成しはじめています。
| 比較項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営企業 | 大阪ガス株式会社 |
| メディア名 | 関西おでかけ手帖 |
| URL | https://odekake.osakagas.co.jp/media/ |
| コンテンツ内容 | 「関西おでかけ納税」加盟店の取材記事や観光情報 |
| CVポイント | 「関西おでかけ納税」の認知度向上と寄附件数増加 |
| CV導線 | 記事内に表示されるCTA(行動喚起ボタン)からLPに誘導 |
どのような道のりで立ち上げから成果が出るまでに至ったかは、以下のページでご覧いただけます。
オウンドメディアの立ち上げ・改善をご検討の方はこちら
令和トラベル「NEWT旅行ガイド」

令和トラベルが運営する「NEWT旅行ガイド」は、旅行情報を発信するオウンドメディアです。
海外ツアーや宿・ホテル情報、国内外の観光地ガイドなど、幅広い旅行情報を提供しています。
アジア、ヨーロッパ、オセアニア、北米など、世界各地の旅行ガイド記事を掲載。ハノイ周辺の観光地紹介やヨーロッパ周遊のモデルコース、女子ひとり旅におすすめの国、国内旅行先の紹介など、読者の旅行計画に役立つ実践的な情報を発信しています。
テーマ別の旅行特集も充実しており、「初めての海外旅行ガイド」や「2泊3日で行ける国内旅行先」など、旅行の段階や目的に応じたコンテンツを提供。NEWTポイントやNEWTアプリなどの自社サービスと連携し、記事を読んだ読者がスムーズに予約や問い合わせに進める導線設計が特徴的です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営企業 | 株式会社令和トラベル |
| メディア名 | NEWT旅行ガイド |
| URL | https://newt.net/mag |
| 記事内容 | 旅行プラン、観光情報、地域の魅力紹介 |
| CVポイント | 旅行ツアーの予約、宿泊施設の予約、クーポン取得 |
| CV導線 | ・記事内のCTAボタンから予約ページへ誘導 ・記事から他SNSや自社アプリへ誘導 |
JCB「たびらば」

JCBが運営する「たびらば」は、JCBカード会員向けの旅行情報メディアです。アメリカ・カナダ、アジア・オセアニア、ヨーロッパ・中東など、世界各地のエリア別情報を提供しています。
特徴は、JCBカード会員限定の優待情報を充実させている点です。JCB優待店の情報や、JCBカード会員限定のキャンペーン(例:欧州アウトレット10%OFF、グアムショッピングモールシャトル割引など)を掲載し、カード利用を促進しています。
世界各地のエリア別情報では、現地スタッフが実際に体験したおすすめレストランやホテル、観光スポットを紹介。台湾旅行のお土産ランキングや、イタリア・ローマの穴場レストラン情報など、実体験に基づく信頼性の高い情報を発信しています。
JCBプラザやJCB海外サービスとの連携により、カード会員の旅行体験を向上させる仕組みを構築しています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営企業 | 株式会社ジェーシービー |
| メディア名 | たびらば |
| URL | https://tabilover.jcb.jp/ |
| 記事内容 | 旅行先の情報、観光スポット、グルメ情報 |
| CVポイント | JCBカードの利用促進、旅行予約 |
| CV導線 | 記事内のCTAから予約サイトやカード申込ページへ誘導 |
JR東日本びゅうツーリズム&セールス「びゅうたび」

JR東日本びゅうツーリズム&セールスが運営する「びゅうたび」は、列車旅に特化したオウンドメディアです。編集部と個性あふれるライターが、「移動からはじまる旅の楽しさ」をユニークな視点で紹介しています。
東日本から関西までの各地の旅の様子を、列車での移動体験と現地での滞在を組み合わせた形でレポート。列車の車窓から見える風景や、駅周辺の魅力、列車旅ならではの出会いや発見など、鉄道旅行の価値を多角的に伝えています。
CV(コンバージョン)ポイントは、列車と宿をセットで申し込みできる「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」です。記事を読んで旅への憧れを抱いた読者が、スムーズに予約に進めるよう、記事内に予約ページへの導線を設置しています。
鉄道旅行という特定の領域に特化することで、大手旅行メディアとの差別化を実現。列車旅を愛する読者層に深く刺さるコンテンツを提供し、自社サービスの認知度向上と予約獲得につなげています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営企業 | 株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールス |
| メディア名 | びゅうたび |
| URL | https://www.viewtabi.jp/ |
| 記事内容 | 各地の旅のレポート、観光情報、列車旅の魅力 |
| CVポイント | JR東日本びゅうダイナミックレールパックの予約 |
| CV導線 | 記事内のCTAから予約ページへ誘導 |
星野リゾート「旅の効能」

星野リゾートが運営する「旅の効能」は、ブランディングや顧客との信頼関係構築の参考になるオウンドメディアです。代表の星野佳路氏が毎回ゲストを招いて、対談形式の記事を中心に展開しています。
対談は、観光地や星野リゾートの施設で実際に行われ、現地の風景や行事、そこに住む人々にスポットを当てた内容となっています。旅や宿泊体験を通じて得られる「効能」や価値観を深く掘り下げ、単なる観光情報ではなく、旅の本質的な意義を伝えるメディアです。
記事内にCTAは設置されておらず、直接的な予約獲得よりも星野リゾートの世界観や価値観を深く伝えることで、長期的なブランド認知向上と顧客との信頼関係構築に重きを置いています。
このように、オウンドメディアは予約獲得だけでなく、ブランディングや顧客との関係性構築にも有効であることを示す事例となっています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営企業 | 星野リゾート |
| メディア名 | 旅の効能 |
| URL | https://hoshinoresorts.com/jp/mag/kounou/ |
| 記事内容 | 代表とゲストの対談、観光地の魅力、旅の価値観 |
| CVポイント | ブランディング、信頼構築 |
| CV導線 | 記事内にCTAなし(ブランディング重視) |
旅行系オウンドメディアを運営すべき4つの理由
ここからは、旅行業界でオウンドメディアを運用する4つのメリットを解説します。
長期的な「デジタル資産」になるから
オウンドメディアは、一度構築すれば長期的な「デジタル資産」となり、集客とビジネス成長を支える基盤となります。
リスティング広告やOTA(オンライントラベルエージェント)への出稿は、掲載期間中のみ効果を発揮する「費用」です。一方、オウンドメディアはコンテンツが蓄積されることで、検索エンジンからの流入を継続的に生み出し、時間が経つほど価値が高まる「資産」となります。
初期投資は必要ですが、長期的に安定した集客が期待でき、顧客との関係構築やブランディングなど幅広い活用が可能です。
オウンドメディアの運用目的やメリットを詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
OTA手数料・広告費を削減できるから
オウンドメディア運用によってOTA手数料・広告費を削減できます。OTA経由や広告によって売上が上がっても、手数料負担が重く利益が伸びないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。自社メディアからの直接予約が増えれば、OTA経由で発生する販売手数料を削減できます。
さらに、オウンドメディアで集客ができれば広告費の削減もできます。前述のとおりオウンドメディアは長期的な資産となるため、集客コストは年々下がるでしょう。結果、オウンドメディア運用によって集客コストを最適化でき、予約1件あたりの利益の最大化に繋がります。

「顕在層」から「潜在層」まで幅広い層に届くから
オウンドメディアは、読者の「熱量」に応じて、「顕在層(今すぐ客)」から「潜在層(そのうち客)」まで、あらゆる層にアプローチできる強力な集客ツールです。

「次の旅行先、どこにしようかな」と漠然と考えている層に対し、魅力的な旅体験の紹介記事や美しい風景動画を提供することで、興味を引きつけ、オウンドメディアや自社を認知してもらえます。
一方で、「A国へのツアーを探している」といった具体的なニーズを持つ層には、プランの比較記事や詳細なモデルコースを提示し、購買(予約)を強く後押しすることも可能です。
このように、オウンドメディアは潜在層から顕在層まで、幅広い顧客層にアプローチできる点が大きな強みとなります。
専門性で「信頼」と「ブランド」を築けるから
オウンドメディアは、自社の専門性やユニークな世界観を継続的に発信することで、読者との間に深い信頼関係を築き、強固なブランドを確立する基盤となります。
旅行代理店であれば、「ハネムーン専門」「秘境ツアーに強い」「子連れ旅行のプロ」といった独自の強みを、質の高い記事や動画コンテンツを通じて深く伝えることが可能です。読者は単なる情報収集だけでなく、企業の専門知識や経験に価値を見出し、「この会社なら安心して任せられる」という信頼感を抱くようになります。
一貫した情報発信は他社との明確な差別化となり、長期的な顧客獲得とリピート率向上、ひいてはLTV(顧客生涯価値)の最大化に貢献します。
旅行系のオウンドメディア立ち上げの9ステップ
オウンドメディアを立ち上げる際は、以下のようなステップが必要です。ここでは、各ステップの内容と、旅行系オウンドメディアでの例を紹介します。
| ステップ | 内容 | 旅行オウンドメディアでの例 |
|---|---|---|
| 1. 目的を明確化する | オウンドメディアで達成したい目標を設定 | 「直接予約数を年間500件に増やす」 |
| 2. ペルソナ・カスタマージャーニーを策定する | ターゲット顧客の詳細な設定 | 「30代女性、子連れ旅行に興味あり」 |
| 3. チャネル設計とSEO調査を行う | 集客経路とSEOの可能性を調査 | 「SEOで月間10万PVを目指す」 |
| 4. キーワード調査を行う | 狙うキーワードを選定 | 「子連れ旅行 おすすめ」「家族旅行 プラン」 |
| 5. 販売ストーリーを設計する | 顧客に伝えるメッセージを設計 | 「子連れでも安心して楽しめる旅行を提供」 |
| 6. コンバージョン導線を設計する | 予約までの流れを設計 | 記事→ツアー詳細→予約フォーム |
| 7. KPIを設計する | 成果を測る指標を設定 | ・月間PV数 ・予約数 ・CVR |
| 8. コンセプトを策定する | メディアの方向性を決定 | 「子連れ旅行の専門メディア」 |
| 9. 運営体制を構築する | 制作・運用の体制を整える | ライター2名、編集1名、ディレクター1名 |
オウンドメディア立ち上げまでの9ステップは以下のページで詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
旅行系のオウンドメディアで掲載するコンテンツ案
旅行業界のオウンドメディアで発信すべきコンテンツの種類を詳しく解説します。コンテンツ案を考える際は、ターゲットのフェーズ別に考えることが重要です。フェーズを無視してコンテンツ案を作ってしまうと、潜在層からのアクセスしか集められず、コンバージョンに繋がらないという事態になりかねません。

【潜在層向け】旅への憧れを喚起するコンテンツ
旅の目的地がまだ決まっていない、あるいは旅行自体を具体的に考えていない層がターゲットとなるコンテンツ案を紹介します。「どこかへ行きたい」という漠然とした憧れを刺激し、旅の動機を創出することが目的です。美しい風景写真や感動的な体験談を通じて、読者の感情に訴えかけ、まずは自社メディアのファンになってもらい、最初の接点を作ります。
| ジャンル | 記事案 |
|---|---|
| 体験コンテンツ、現地レポート | 現地スタッフが体験!ハワイ「天国の海」シュノーケリング徹底レポート |
| グルメ情報、アクティビティ | 金沢「ひがし茶屋街」の裏路地で見つけた絶品和スイーツ5選 |
| 季節やイベント特集 | 一生に一度は見たい。タイ・チェンマイ「コムローイ祭り」の幻想的な夜 |
| 穴場スポットの紹介 | 奈良市で地元の人しか知らない穴場の定食屋さん |
【準顕在層向け】解像度を上げるローカル情報コンテンツ
複数の旅行先候補で迷っている、あるいは特定のエリアに興味を持ち始めた層に向けたコンテンツです。ガイドブックには載っていないような現地のリアルな情報や、具体的なモデルコースを提示し、旅の「イメージ」を膨らませてもらうことが重要です。「ここに行けばこんなに楽しい体験ができる」と具体的にイメージさせることで、読者の旅行意欲を確かなものにし、次のステップへと後押しします。
| ジャンル | 記事案 |
|---|---|
| 観光情報、地域の魅力 | 初めてのバリ島でも安心!「王道3泊5日」モデルコースと予算感 |
| ローカル情報、おすすめの過ごし方 | パリ在住者が教える「モンマルトルの丘」の本当に安全な散策ルート |
| 旅行先の詳細情報 | 京都・嵐山観光「トロッコ列車」と「保津川下り」はどっちが先?完璧なタイムスケジュール |
【顕在層向け】旅の準備や不安解消に役立つコンテンツ
旅行先はほぼ決まっているものの、準備段階での細かな疑問や不安を抱えている層にアプローチします。持ち物リストや現地の治安情報、交通手段、チップの習慣など、読者が抱える疑問を丁寧に解消することが目的です。
こうしたお役立ち情報は、読者からの信頼感を醸成し「この会社は頼りになる」という印象を与えます。結果として、自社での予約という最終的なアクションへの心理的なハードルを大きく下げることができます。
| ジャンル | 記事案 |
|---|---|
| 旅行にまつわるお役立ち情報 | 【子連れハワイ旅行】0歳・2歳児と行くための「機内持ち込み」完璧持ち物リスト |
| 旅行のヒント、アドバイス | イタリア旅行の「チップ」は必要?場面別に現地マナーを徹底解説 |
| Q&A形式のコンテンツ | 韓国・ソウルの治安は?女性の一人旅で「夜に避けるべきエリア」まとめ |
【明確層】「今すぐ予約」を直接後押しするコンテンツ
複数の予約サイトを比較し、まさに今、予約をしようとしている最終段階の読者がターゲットです。このフェーズでは、他社ではなく「自社で予約する理由」を明確に提示する必要があります。期間限定の割引キャンペーンや、自社だけのオリジナルプラン、特典といった「お得感」や「限定感」を打ち出し、読者の背中を強く後押しして、直接予約(コンバージョン)に繋げることが目的です。
| ジャンル | 記事案 |
|---|---|
| 割引キャンペーン情報 | 【今週末まで】夏休み早期割引!ハワイ・グアムツアーが最大3万円OFF |
| 自社オリジナルプラン | 添乗員同行!当社限定「北欧オーロラ観賞8日間」ツアー募集開始【残席わずか】 |
旅行系オウンドメディア運用の注意点
旅行系オウンドメディアには大きな可能性がありますが、実際に成果を出すまでにはさまざまな注意点があります。多くの企業が直面する「思うように成果が出ない」「情報があふれて埋もれてしまう」「運用が続かない」といった課題に、不安を抱くこともあるでしょう。大切なのは、事前に落とし穴を知り、適切な対策を講じることです。
ここでは、旅行系オウンドメディアを成功に導くために、特に注意すべきポイントをフェーズごとに解説します。これらの注意点を押さえることで、無駄な労力を避け、着実に成果へと繋がる運用を目指しましょう。
【戦略】「勝てる領域」を定め「数字のゴール」を持つ
「誰に、何を届け、どうなってもらうか」を明確にする戦略設計が、オウンドメディアの成否を分けます。やみくもに記事を書いても、大手旅行メディアやOTAに埋もれてしまいます。
まずは、自社の持つ「強み」を定義し、どの顧客層(ペルソナ)に、どんな価値を提供するのか、「勝てる領域(ポジショニング)」を明確に定めます。
また、「PV数」だけを追うのは危険です。「最終ゴール(KGI)=オウンドメディア経由の直接予約数」など、ビジネスに直結する「数字」を立ち上げる前に必ず設定します。そうしないと、「PV数は増えたけど売上に影響があったかどうかがわからない」という事態に陥ります。

オウンドメディアのKPI設計を詳しく知りたい場合は、以下のページをご覧ください。
【コンテンツ】読者への価値提供で信頼を得る
旅行系オウンドメディアにおいて、コンテンツの「質」は読者からの信頼を築くうえで重要です。単に現地スタッフが書きたいことや日々の業務日誌のような、検索意図に沿わない記事を投稿するだけでは、どれだけ情報を発信しても読者は価値を見出せず、信頼を得ることはできません。
読者が求めているのは、旅行の計画や体験に役立つ、具体的で信頼性の高い情報です。現地に詳しいプロが専門的な視点で執筆・監修し、情報の鮮度と信頼性を担保することが求められます。季節性・地域性を考慮した情報はもちろん、自社の専門性やユニークな視点を活かした「価値ある情報」を提供することで、読者はメディアを信頼し、予約や購入をしてくれます。
また、旅行には高額な費用が伴うため、読者は情報の信頼性を重視します。可能であれば、現地スタッフの「顔写真・実名プロフィール(著者情報)」や、旅行業登録番号といった「運営者情報」を明示しましょう。こうした信頼性の高い情報発信は、読者の安心感を高めるだけでなく、検索エンジンからの評価にも直結します。
Googleは、コンテンツの「経験(Experience)」「専門知識(Expertise)」「権威性(Authoritativeness)」「信頼性(Trustworthiness)」という4つの基準(通称:E-E-A-T)を重視しています。これらの要素を満たすコンテンツは、検索結果で上位表示される可能性が高まり、より多くの読者獲得に繋がります。

【デザイン/導線】見た目と使いやすさを両立し予約に繋げる
旅行系コンテンツにおいて、「見た目」と「使いやすさ」(UI/UX)は、読者の感情に大きく影響し、予約に繋がるかどうかを左右します。
旅行への「憧れ」を喚起するためには、高品質な画像や動画、洗練されたフォントやデザインにこだわります。記事を読んで「行きたい!」と感情が高まった読者を逃さず、スムーズに「関連ツアーの確認」や「予約」に誘導する導線設計も忘れずに行いましょう。

高品質な画像や動画にこだわると同時に、画像のファイルサイズにも注意が必要です。ユーザーは通信速度の良くない環境にいるかもしれません。特に旅行先で現地の情報を調べる際は、Wi-Fiが弱い可能性があります。
高品質な画像はデータが重くなりがちで、スマホでの表示が遅くなり、読者の離脱とSEO評価の低下を招きます。高品質な画像を使いつつ、ファイルサイズを「最適化(圧縮)」し、表示速度が下がらないようにしましょう。
【運用・改善】継続と分析で成果に繋げる
オウンドメディアは「公開して終わり」ではありません。持続的な成果を生み出すためには、計画的な運用と改善を続けましょう。月1本でも質の高い記事を定期的に投稿・リライトし、オウンドメディアを「生きた資産」として育てる戦略が重要です。古い情報は読者の離脱やSEO評価の低下を招くため、常に最新情報を提供し、信頼維持と検索流入確保を目指しましょう。
運用ではPDCAサイクルを回し、具体的な「数字」に基づいた改善が必要です。PV数だけでなく「予約数(コンバージョン)」などビジネスに直結する指標を重視しましょう。旅行業界の季節変動やトレンドも考慮しながら、アクセス解析ツールでデータを分析し、改善策を実行していきます。この継続的な分析と改善サイクルこそが、オウンドメディアを目的達成へと導く鍵となります。
旅行系オウンドメディア立ち上げは実績のあるシノビクスにおまかせ
本記事では、旅行系オウンドメディアの成功事例や運営すべき4つの理由、立ち上げ方法、コンテンツ案、運用の注意点まで詳しく解説しました。
旅行業界でオウンドメディアを成功させるためには、以下のポイントが重要です。
- 戦略設計で「勝てる領域」を定め、ビジネスに直結するKPIを設定する
- 読者への価値提供とE-E-A-Tの担保で信頼を獲得する
- デザインと使いやすさを両立し、予約に繋げる導線を設計する
- 継続的なリライトと分析で改善する
XINOBIX(シノビクス)では、旅行系オウンドメディアの立ち上げ支援や内製化支援を行っています。立ち上げから半年で月間10万PVを達成した実績があり、100サイト超の支援経験から得たノウハウを活かして、貴社のオウンドメディア成功をサポートします。
まずは資料請求やお問い合わせから、お気軽にご相談ください。
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